***** 「はぁ、はぁ、はぁ……着いた……」 ドキドキ、ドキドキ 昨日訪れた空き教室のドアの前…… 中に冬樹がいるかもわからない ドキドキしながら、ドアに手をかける。 ドアのを開けて、もし冬樹がいたら? まず、何から話そう…… どうやって伝えよう…… ううん、そんなこともうどうでもいい 「……よし。」 意を決してあたしはドアを開けた ガラガラガラ 「…………あかり?」