♡海斗side♡ 如月が出ていったドアを見つめながら、俺はさっきの言葉を思い出していた 「……恋、してれば良かった、か……」 最後に彼女が言った言葉…… 「なんで最後の最後にあんな事言うかな……。」 あんなん言われて、諦めることなんてできるかよ…… 「……如月のバカ」 今頃、瀬戸口のこと必死に探してんだろうな……。 「……頑張れ、如月。」 誰もいない屋上で、俺は彼女に精一杯のエールを送った