「綺麗~……」



夜空に打ち上がっていく花火に見惚れていると、クラスの男子たちがじゃれている声が聞こえてきた




「冬樹~お前も非リアの仲間か!!!俺らと同類だな!!!(笑)」




「うるせ~な……しょうがねぇからお前らと見てやってんだよ」




「なんだよその上から目線は(笑)」




「ちょっ!やめろっ!!!お前ら花火見ろよ!!」





クラスメイトと一緒に騒いでいる冬樹を見て、思わずクスッと笑ってしまった




冬樹、男子と見てたんだ……




良かった……





あたしは少し安心した気持ちで、また花火へと視線を戻した