後ろ姿のキミへ。


「何で泣いてんの、お前」

やばっ。早速ブスな顔見られたんですけど!!?どーするよ!

「あはは〜ちょっとね〜寝不足で?笑」

そう言って急いで冷やしたタオルを、目に当てる。

ヒンヤリとした感触が気持ちいい。

「寝不足で?本当かよ」

ウソだよ。
本当はあなたのことで泣いてました。

なんて言えないですし。

「本当、気にしないで!!ほら。席戻って!チャイム鳴るよ!」

そう伝えると怪しみながら席に戻って行った。

キーンコーンカーンコーン。

あと一限。この授業が終了したら、お昼休み。

つまり1年だけのミーティング予定。

これは、キャプテンの太一にお願いして集まりを設定してもらって、お守りを渡す為の場だ。

キャプテンを含め、マネージャーから話があるとしか聞いていない。要するにサプライズ。

だから、お願い!あと一時間で泣き顔から可愛くとまでは言わないから、せめていつもの私の顔にして欲しい。

神に祈る思いで、私は授業もろくに聞かず、目をひたすら冷やし続けた。