後ろ姿のキミへ。


だから、誰にも言わなかった。

もちろん桃花と凛子には特にバレないように必死だった。

でも、ある日三人で昼ご飯食べてたとき

「私、仁に告られてるの」

「えぇー!!!?」

突然の告白に桃花と私は驚きの声をあげる。

「前からずっと言われてて、夏の大会終わった後ぐらいから...」

それから話を聴くと、なんでも凛子はずっと仁に猛アピールを受けていたらしい。

でも部内恋愛があるから断っていたと。

それに、いつもLINEでも好きって言ってくるからもう本気にしていいのかわからなかったらしい。

「全然気づかないもんなんだね...」と思わず呟く私。

ずっとクラスも部活も一緒だったのにこんなにわかんないもんかぁ〜と少し考えていたら、

「私は、良いと思う。付き合っても」

桃花が意外にもそんなことを言い出した

「仁は、ずっと好きなんでしょ。だから好きって伝えてたんだよ、凛ちゃんに」

「桃...そうなのかなあ」

「私も桃花と同じかな!付き合ってもいいんじゃない?監督と他にはバレないよーにさ」

「ちひろ...桃も。ありがとう。本当はずっと怖かったの、言い出すの。軽蔑されるんじゃないかって。」

「そんなことあるわけない!」

桃花と私の声が重なった。