後ろ姿のキミへ。


隆司、私の元カレ。

そしてその隆司を褒めた先生は好きになったらあの先生。

何かいっぺんに過去の恋愛を思い出して気持ちがぐちゃぐちゃになった気がした。

「どうした?ちひろ?」

「...あ、私隆司と付き合ってたからちょっと思い出しちゃった!」

なるべく明るく言った

「まじかよ、ごめんな。俺無神経だったかな?」

「大丈夫、聞いたのは私だから」

「でも、お前が好きになった人はいい人だったんじゃん。俺見たことあるもん。自主練を練習試合後に一人でしてるの。
あいつは結局辞めちゃったけど、多分いい人だなって思った」

その言葉を聞いて、胸がじんわりあったかくなった気がした。

「...うん、そう。いい人だった。でも、
璃久の方がいい人だよー!!」

私は思いっきり笑ってそう言った

「はぁ?そりゃどーも」

ぶっきらぼうな感じだったけど本当はすっごく優しくて、照れたような笑顔が可愛い人だった。