『なんなの!?あんた!!』
ツカツカとヒールを鳴らせて歩いてくるおばさん。
『あんたなんかよりも私のほうが可愛いんだから!どうせ、アンタなんかすぐに捨てられるわよ!』
そう言って女は手を振りかぶって私を打とうとした。
ギュッと殴られるの覚悟で目を閉じる。
いつまでも痛みが来ない。そろっと目を開けると…さっきまで席に座っていた遼が女の手を受け止めていた。
『日奈に手を出したら、女だろうと許さねぇ。』
それは、やっぱり幹部候補なだけあって体の芯から震え上がった。
その後は、ケーキを美味しく食べれるはずもなかった。

