それから、遼に送って貰った。
手が早そうな遼だけど、何もしてこない。
き、期待してるわけじゃないよ!?
でも、もし私が遼にキスされそうになったら私は遼を傷つけてしまうかもしれない。
遼を拒んでしまうかもしれない。
心の準備ができてない以前に私の過去が邪魔をする。
私に触れる男の手を思い出してしまって震える。
ありがたいことは遼は私にほとんど触れないこと。
私が嫌がることはしない。
それでも。遼を我慢させる事はしたくない。
『お前がキスしたいって言うまでしないから。』
遼が帰る前に私に置いていった言葉。
その言葉だけで遼に無理させてるってことが分かった。

