私と、総長と、幹部候補の三角関係。



『真里亞さんはいいよ人だよ。拳を尻に敷いてる姉御肌なんだ。』

は?春樹さん、文脈おかしいよ…?

『ああ、拳の女好き止めたの真里亞さん。拳のせいであの頃の俺らすごい軽いイメージだったよな。』


昔のことを思い出したように遠い目をする春樹さん。


悪いけど、この人こんな目をするんだ…なんて思ったりした。


それからは遼が拳さんの事をたくさん教えてくれた。


なんと、拳さんは財閥の三男坊らしい。

おぼっちゃまだ!おぼっちゃま!
羨ましいな。なんて思っていた私は拳さんの心の中の葛藤を知らなかっただけなんだ。