私と、総長と、幹部候補の三角関係。




よく小説で見るけど、やっぱり暴走族って金持ちなのかな?


別に媚びたいとか貢いで欲しいとかは思わないんだけど、暴走族も意外と大変なんだなって思うよ。



PULLPULL…

急にかかってきた電話。

私の携帯じゃない。多分、遼の携帯でもない。


その電話は持ち主を何回かコールしたかと留守電に切り替わった。



[おい、拳。お前、今どこ居るんだ?今日の約束忘れてねぇよなぁ。]


根は素敵なんだと思う女の人の声が拳さんのケータイから聞こえる。


電話越しからでも伝わる殺気。
私は肩が震える。皆は大丈夫な様だけど…?



『真里亞!?やっばーい!忘れてた。』

拳さんはソファから飛び起きてすごい勢いで部屋を出ていった。


そして、盛大にエンジンを吹かして夕暮れ時を走って消えた。