振り払ってしまった手。 遼の顔を見ると悲しそうな表情をしていた。 春樹さんは納得したように、また新聞に目を落とす。 西谷先輩はケータイに視線を戻す。 それでも、空気は最悪だった。 遼と私はソファに座る。 私は春樹さんの横で遼は拳さんの横。 私の横は一人分開いているはずなのに拳さんの横に座る遼を見て、何とも言えない罪悪感が私を襲う。 私には何もすることが無いから部屋を見る。 たくさんの機器が置いてある部屋。 パソコンだってテレビだって…。 私の家よりも豪華な物ばっかり。