重々しい音で扉が開く。
部屋にいるのは春樹さんと西谷先輩と拳さん。
春樹さんは新聞を読んでいて、拳さんはキレイなオネェ様たちが写った雑誌を片手に眠っている。
真ん中にはやっぱり西谷先輩がいて、片手でケータイを操っている。
春樹さんは私たちに眼をやると
『…えっ……?』
目を丸々させて、私達を交互に見る。
そして、その視線は私達が繋いでいる手に向かう。
春樹さんの異常に気付いたのか西谷先輩が私達を見る。
手を繋いでいるのを見られるのが嫌だった。
遼の手を振り払う。
それでも、西谷先輩は見てしまったらしい。
部屋の空気は一瞬にして悪くなった。

