『日奈。上に上がるぞ。』
私の手を引いて歩き出す遼。
手を振ってくれてる下っ端の皆に手を振って遼を追う。
「ここ、居心地がいいね。」
遼の横を歩いて手に力を入れる。
『あぁ。お前にとってここが居場所になればいい。俺はそう思う。』
遼も握り返してくれた。
ここが居場所になればいい…かぁ。
もし、もしそうなったら私は何か変われるのかな。
変わりたくないモノも変わってしまうかもしれない。
それでも、私は変化を望む?
自問自答をして答えなんて出るはずがなくて…やらないとわからないじゃん。
そんな答えになった。

