声のした方を振り返ると
中庭のベンチに座って私を見ていたのは
水くんだった
「お前ボール見すぎ
バスケはゴールを見てするもんなの」
そのままわたしに話す水くん
「おい、聞いてんのか?」
そのままぽかんと話を聞いていると
水くんがわたしの顔をのぞき込んだ
「へ…っ?
き、聞いてます…聞いてますっ」
「…ならいいけど」
なんでここに水くんが?
ていうかいつから見てたの?
わたしのへなちょこドリブル見られてた…
まひるのばか…
ボール見るって言ったのに
でも間違った情報をありがとう
「ほら、もっかいやってみ」
