「…や、やめてください…」








壁へと追いやられてから
しばらくは私の体を見回して
腕や肩を触ってきた









4人に囲まれたら逃げ道はない







小さい声で逆らうことしかできなかった









「君すっごく可愛いよね」





「彼氏とかいるの?」





「そりゃいるだろぉ」









触ってくる以外は特に何もしてこない






触られてる時点でなにかしてるけど…









どうしよう…








「あの…っ」








ずっとうつむいていたわたしだけど
そろそろ解放してほしいと伝えたくて
目の前にいた人の顔を見た