俺の班は3人で行動している 元々は4人だったのが 彼氏と回るという理由で今は3人 男2人に女1人という 残された女からしたら なんとも気まずい状況ではあるが そんな心配もいらなかった 残された女の名前は秋月 秋月… 下の名前は知らない 秋月は俺の腕に自分の胸を押し当てて 甘ったるい声を出す 「水斗くぅん 次どこ回る?」 上目遣いをして小さく首を傾げる 計算尽くされたその行動には 正直なにも感じない