水くんの席は窓際の後ろから2番目



私の席は廊下側の一番前だから
耳を澄まさないと水くんの声が聞こえない





水くんは寂しいなんて
思ってもないんだろうな…




そんなことを思いつつちらりと水くんを見る
すると




「…っわ」




ばっちり合ったわたしと水くんの目





慌てて逸らしてしまったわたし




だって今まで普通に
楽しそうに話してたのに
目が合うなんて思わなかった




でももしかしたら
水くんも目を逸らしたかもしれない




もしかしたらじゃなくて
絶対だ