……でも、その雰囲気が、私には丁度良かった。
誰とも接したく無かった。
一人でいたかった。
私は肩につかない位に短くなってしまった髪を、そっと手で触ってみた。
強い思いで、短く切った髪。
でも、これではっきりと、わかった事がある。
間違った判断でも、一度行動してしまうと取り返しのつかない事になってしまう。
一度切ってしまった髪は、元通りには出来ないんだ…。
そして……一度言ってしまった言葉や暴言も、もう取り消しには出来ない。
…神様。
私って何なんですか…?
一体…どうして……
「…私は、何の為に生まれて来たんでしょうか……?」


