――――――…………。




頭がボーッとしてる。




すると、突然耳の中にシャーッという音が入ってきた。



眩しい白い光。



ボンヤリと暖かかった。



なんて気持ち良いんだとボーッとしていると、いきなり耳の近くで強烈な……音じゃなくて、声が聞こえた。




「優多っ!いい加減起きろっ!」



その原因は、陽翔だった。




あぁ……今のは



夢だったのか―――。







陽翔のうるさい声に、俺はゆっくりと目を開け、起き上がった。




横を向くと、カーテンが開けられていて、太陽が眩しく輝いてた。




俺がいたのは、フカフカの布団の中。




「…また、あの夢見ちまった……」



窓から差し込む日光に目を眩ましながら、俺はボソッと呟いた。