…でもな。 失恋は、新たな希望の第一歩とも言えるんだぜ。 だから、俺なんかよりも、ずっと頼れて、君しか思ってない人の事を、また探してみて? その時は、俺はまた茄月の幸せそうな笑顔が見たい。 …こんな俺で、ごめんな。 「…お前の事、応援してるから………」 もう薄暗くなった公園。 その上の、グラデーションが綺麗な夜空に出た一番星に、そっと、君の幸せを願い続けた――――。