恋スル魔女



「境本くんは誰にでも優しいしね~」



藺子が頬を少しピンクに染めて言った。




あ…………。



…そっか。



そうだよね。




何で、今悲しくなるの?



私…境本くんの事何か…別に何も……。




「でも、メアドまで教える何て」


「佳奈には特別優しい気がするな」



鈴と槇も口々にそう言って、ニヤリと笑った。




「まさか、佳奈に気があるとか!?」


「きゃ~!」


「良いな~、佳奈は。境本くんに愛されてさぁ。」



今度は鈴も槇も藺子も口々に言って、きゃーきゃー騒ぎ出した。




「も~、止めてよぉ!」



必死で三人を止めるも、一人対三人で勝てる筈が無く……。




「何遠慮してんのさ!」


「境本くんだよ!?」


「応援するよっ、佳奈!」



三人はさらに盛り上がる。