…………………………………え? ……えええっ!? 「い、今、何て…?」 私の茫然とした声に境本くんは照れくさそうにそっぽを向いて「だから」と、言いながらまた言った。 「俺と、お昼ご飯食べる?」 さっきよりも、遥かにはっきりとした口調だった。 「……い、良いんですか?」 すると、彼は「勿論」とでも言うかのように軽くウインクして、あっさりと魔法で私の机を自分の机のある方へ動かした。 そこには、さっきウインクをした彼に心をすっかり奪われて放心状態になっている私がいた……。