…そして、勝手に滅茶優等生なんじゃないのかとか、可愛いんだとか、カッコいいのかなとか、意外と期待していたらしい。
こんな平凡な私を見たら、きっとショックだよね…。
ぼさぼさの長い髪を無造作に縛り、しかも肌も黒いし、荒れてる。
ファッション何て、考えた事無かった。
さらに、細めのモデル体格とはかけ離れてて、私の場合は、お腹がポッコリ出てて、全体的に丸みを帯びた体格。
「こんなに不細工過ぎる私何て、お呼びじゃあないよね」
寂しさ混じりの笑みを出して溜め息をついてたら、急に鈴が立ち上がった。
「佳奈。
そんな事ないよ。魔法学校の人たちは、きっとどんな子でも嬉しい筈だよ。だって、友達が増えるんだから!」


