でも、そんな私の事情(?)は受け入れてもらえず、謎の女性は両手を挙げた。




そして、挙げた両手で丸い円のような物を描いた。




すると、その円はどんどん光を増し、紫色に怪しく輝き出した。




眩しい…。あまりにも眩しくて、目を細める。




謎の女性は、そのままこの光に飛び込めと言う。




怖い…けど、なんか気になる。




「よし、行こう!」




勇気を振り絞り、えいっと飛び込んだ。




ひゅるるる。




落ちていく…どこまでも………。




いつまでも落ちていく紫の空間の中で、私は意識を失った………。