どうも、謎の女性の話によると、その魔法学校は全寮制らしい。 でも、全寮制であれば、当然、私が通う魔法学校は、私立なのであろう。 庶民の私が、この謎の女性の援助無しで、その魔法学校には入れなかったと思う。 「デハ、コレカラオマエヲ、ムコウノセカイニ、テンソウスル」 謎の女性はそう言って立ち上がった。 えっ、もう!? 早すぎない? 私だって、さすがにいきなり故郷であるこの世界を離れられないよ! もうちょっとだけ、いたいよ…。