謎の女性は、右手を大きく上げた。
すると、突然私の体が優しい白い光に包まれる。
その光は、眩い光を放ちながら、どんどん光の強さを増していき、最終的にパッと消えた。
私は、ゆっくりと目を開けた。
同時に、謎の女性も右手を下げた。
「コレデ、オマエハニンゲンデハナイ…。
“マジョ”ノナカマイリナノジャ!」
そういえば…
なんか、急に体がぽかぽかしてきたような気がする!
私の体に魔法の生命が宿ったって意味なのかな…?
でも、今考えると、魔法って楽しそうかも…。
どうやったら魔法を使えるんだろう?
…あ、それを魔法学校で教わるのか。
…あれ、でも待って。
「あ、あの…学校費って、いくら位何ですか?」
それに引っ掛かっていた。
万が一滅茶苦茶高かったら、それこそ通えないでは無いか。
「ソレハ、ワタシカラエンジョサセテイタダク。
スムトコロモ、キマッテイル」
えっ、住む場所?
…あ、そっか、向こうに行くからには、住む場所を確保しなくちゃいけない。


