えぇっ…?
「で、でも、魔法何てありえないし、第一私にはその魔法が使えないよ?使えもしないのに、魔女の権利を与えられても…」
必死で理由を作った。
しかし、そんな言い訳も無用だった。
「マホウハ、ワタシノチカラヲツカッテ、オマエノノウハニ、マホウノセイメイヲ、ヤドラセル。
…ソシテ、オマエニハ、ソンナマジョシカイナイセカイニ、イッテモラウ」
えっ!
「そ、それって…あ、あの、今通ってる高校は…と、友達とは…どうなっちゃうんですか?」
「ソレハ、ムコウニイルアイダハ、キュウガクシテモラウ。
トモダチトハ、ハナレバナレニナラザルヲエナイ」
そ、そんなぁ…。
休学に、友達とは離ればなれ?
せっかく、それなりに頭の良い高校入って、新しい友達も出来たのに……。
それに、授業だって、私にしてはちゃんとついて来れてるのに…
「マア、ヨイ。クワシクハ、ムコウノマホウガッコウデキクノダ。
マズ、オマエニ、マホウノセイメイヲヤドラセヨウ。」


