【優多side】



切ない波が、静かに語りかける。



何故、こんな事態になってしまったのか、と。




俺にも、分からない。




…でも、一つだけ、言える事がある。






“…君がいないだけで



世界がこんなにも



つまらなく感じる―――。”





…会いたい。




どうしても、今すぐ、恋する君の元に、飛んで行きたいよ…。



君がいないと、俺……




こんなにも弱くて、駄目な人間なんだ―――。