「最近、元気ないね」

ゆうみが、なぐさめてくれる。

「どうしたの?」

「なんでもない」

私は、ゆうみに伝えるべきか迷った。

“ゆうみが教えてくれた、あのブログ、本当に私とそっくりなの。

そのものと言っていいくらい。

それでね、ブログの日付が1週間も早くて、まるで予告みたいに、書いてあることが起こるの。”

怖くて言い出すと、泣き出しそうで、なかなか言えなかった。

“それでね、ゆうみ。今日、私に、すごく落ち込むことがあるみたいなの。

それが何かはかかれていなかったけど・・・”


私が言い出そうとしたとき、ゆうみが口を開いた。

「あのね、さな。私、さなに謝らないといけないことがある」