田中君が好きなんです






歩き出した田中君の服の袖を掴んだ








「...はっ...初めてで...その...恥ずかしかったけど...えと...嬉しかった...」









顔を赤くしながら私は田中君に本音を言った









「宇佐美さん...」









田中君は嬉しそうな顔をした












そして一瞬だけあの切なそうな顔をした












「...宇佐美さんじゃあ明日ね」





「うん...またね」