はぁ...退屈...











ふぃと窓の方へ目をやると笛の音が聞こえた









「ピー...ファイっっファイっっ...」









あ!バスケ部の人たちだ!











田中君は...あ、居た










茶色の髪が走るたびにふわりと香る










3階の窓からじぃーっと見ていたとき、
田中君がこっちを見た











え...っ








パクパク口を開けて何かを伝えようとしている田中君










【か え り ま っ て て】









そういったような気がした