私は急いで支度をして玄関へ向かった







「...おはよ、宇佐美さん」








そこにはホントに田中君がいた








寝癖がついた茶色の髪







まだ少し眠そうな顔をした田中君







「田中君...迎に来てくれたの...?」








「うん、一緒に行こうか」








「うんっお母さん、行ってきます!」








そう言って私と田中君は手を繋いで学校へ行った