病弱女子とイケメンDoctor。2

陽菜「グスッヒックッ…げほげほっ」



陽菜はなかなか泣き止まない。



裕也「陽菜…苦しくなるよ。」



俺が陽菜の背中をさするけど咳は酷くなっていく。



陽菜「げほげほっごほごほっ」



裕也「陽菜~、深呼吸できるかな?」



問いかけるけど首を横に振って返される。



裕也「苦しいね。吸入しような。」



俺は陽菜の口に吸入を持っていくが…



陽菜「げほげほっ…やっ」



嫌、と返される。



裕也「やじゃないよ。ほら、苦しいけど頑張ろう。」



陽菜の頭を動かないように固定して、吸入を無理やり持っていくと、止まりかけていた涙が流れた。