裕也「可能性高いな。」



先生は看護師さんにインフルの検査キットを頼んでた。



陽菜「え…検査するの?」



裕也「ん、するよ。」



陽菜「やだ!」



私は、あの鼻に綿棒みたいなのを入れるのが大嫌い。



というより苦手。



看護師「持ってきました。」



先生は綿棒を手に取り私の方に向かってきた。



裕也「すぐ終わるから動かないでね~」



陽菜「やだ!むりっ…」



裕也先生は大きな手で私の頭を固定して鼻に入れてきた…



陽菜「んんっ…やだっ!」



裕也「もうちょっと…」



陽菜「痛いっ…グスッ」



裕也「…はい、終わったよ。痛かったな。」



裕也先生は私の頭を撫でてくれた。



陽菜「インフル…なの?」



裕也「…あ、インフルじゃない。よかったね。」



陽菜「…風邪?」



裕也「んー…風邪…かな。安静にしてないとだからね。」