「ねぇ、冬休みみんなで遊ばない?」
そんな提案をしたのは私。
「あー、俺パス。塾あるから」
えっ
涼太いないと私すごいじゃまものじゃん!
「りょっ、涼太が行かないなら私も行かないっ!」
私が顔を赤くすると
紗良は不思議そうな顔をして、
晴人はなるほどなるほどと勝手に納得してるし……
涼太は私から顔を背けている
「ん、みんなどうしたの?」
いや、ほんとにその反応はわけわからないから!
「のぞ、ちょっと耳かせよ」
晴人は私の腕を引っ張りながら言う。
掴まれたところが熱い。
「のぞさ、涼太のこと好きなの?」