君の隣で

「席どこでしょうかねー」

「俺と彩音ちゃん隣だ」

「まじですか」

「てゆーか、タメなんだし

敬語やめてよーあと、名前で呼んで?」

「う、うん。友くん?」

「よくできましたー」



そう言って彼…友くんは

私の頭を撫でてきた。

そのときちょうど、梨沙と蘭が来た。

「あ、友達きたから行くね」

「おぅ」


「梨沙ー!蘭ー、おはよっ!」

「おはよー。で、あのイケメンは誰?」

「蘭ちゃん唐突すぎだよ〜」

「いいじゃない。で、誰?」

「ちょっと廊下でぶつかっちゃった人

なんだけどね、なんか見覚えあるんだ」

「へぇー。」

「梨沙眠いから席で寝とく〜」

「はいよ。」