「…僕、お腹すいたから何か探してくるよ。」

「う、うん…」


彼女は適当に返事をすると、笑ってごまかした。






彼は何か食べられる物を探しながらも、彼女の事を考えていた。


色白な肌に、グリーンの瞳。
髪は鎖骨程の長さで、薄い茶髪だった。





ーーそういえば名前、聞いてなかったなぁ。







彼は赤い木の実を持てるだけ持ち、彼女の所に向かった。