朝になり目が覚めると、森の中にいた。
見ると、隣には昨夜の少年が寝ていた。



金髪が風に揺られて輝いていて、少女はつい、その綺麗な寝顔に見惚れてしまっていた。






「……ん…?」


彼は眼が覚めると、眩しそうに目を擦った。


薄っすら開いた目からは、ブルーの瞳が見えた。


彼女は、目が合うとびっくりして逸らしてしまった。







「…もしかしてずっと見てた…?」

「いや!今起きたばっかりでそっちの方見たらたまたま…」

「…そうなんだ…。」





慌てて弁解する彼女だが、彼は寝ぼけて気にしている様子もなかった。