その後も

私の口に食べ物を運ぶ彼


「…なんか、ありがと」


「どーいたしまして」


またあのまぶしい笑顔



「で、でもさ、こんなに私が食べちゃったら会長お腹空いちゃわない?」


「いや、別に。
俺は村井のこと食べるから大丈夫」


意味がわからず、

一瞬フリーズ


そして
私意味を理解すると同時に

唇がふさがれた




「本日のデザート。」


そう言って彼は

意地悪な顔に変わる



もう一度キス


幾度となく舌を絡ませてくる



彼のくちづけが

首筋をつたって鎖骨へ


その途中

昨日つけたキスマークを

舌でなぞる


「……ッ…!」


今までに味わったことのない快楽が
全身を走る



そして
今まで私を抱きしめていた左手が

スカートの下の太ももへのびる


「……ッ!!」



でも、抵抗できない

身体に力が入らない



「…会……長ッ………ダ……メッ…!!」



「なにが?」


余裕の笑みを浮かべる会長



「あ、あと、会長じゃなくて、賢人ね」


イヤなはず、

でも身体は真逆の反応を示す



ついに、
会長の手が太もものその先へ…




   キーン コーン カーン コーン


予鈴が鳴った


会長が手を止める



(助かった…)



もしあのまま続けていたら…