昼休み 友達とお弁当を食べた後、 私はいつも あの場所へ向かう 教室を出て、 渡り廊下をせかせかと通って、 階段を駆け上がる そして 息を弾ませながらとある一室をドア越しにのぞく 「…いた!」 心の中でそうつぶやいて [生徒会室]と書かれたそのドアを そーぉっと開ける 昼時の暖かな日差しが差し込む その部屋には、いつも 彼がいる