LOVE WORLD




ど、どうしよう…

私が何も答えない事に怪しく思ったのか眉間にシワを寄せ始めた二人。


何て言えばいいのかわかんないっ








「うん、…妹みたいなもん」

『…』


答えない私を見かねたのか先輩が二人に向けて答えた。


゛妹みたいなもん゛


何故かその言葉が胸に刺さった。



「だよねぇー!!だって功は特定の女の子作らないし!」


一人の女の人が高笑いして私を見下した目で見た。



知ってるよ。先輩の噂くらいっ。


でも、何だろう…、この泣きたい気持ちは…っ










「もういい??あんたらに付き合ってるほど暇じゃないの」

「は?!」


先輩は面倒くさそうな顔をして頭をかいた。

その発言に二人が反発した。



「行くぞ」

『あ、先輩待ってください!!』


先に女の人の通り抜けた先輩のあとを追うように私も横を通り抜けようとした。