落書きが終わり、印刷機から出てきたプリクラ。
手にとって二人で笑い合った。
『やだ、私のこの顔変だし!!』
「んなことねーって、俺の見て見ろよ」
『ブッ!!!』
そんなやり取りをして、ハサミで2つになったプリクラを私と先輩で分け合った。
「よし!UFOキャッチャーでもやりますか!」
『わーい!』
うさぎのマスコットを手に持って、先輩の後ろに続いて歩こうとした時。
いきなり先輩が立ち止まり、先輩の背中に顔面を激突。
『いったぁ~っ』
鼻を手でさすって前を見てみた。
「あれぇ~、功じゃん♪」
「本当だぁ!」
そこには、肌の色が黒く焼けたギャルが二人いた。
明らかに先輩の名前を呼んで手を振っている。
『せんぱ…「ねぇ~!その子妹ちゃん??」
私に向けられた二人の視線。
ドキッと胸が跳ねた。

