勝手にメニューを選択する先輩。
普通、女の子がするよね…
゛撮影するよー!!゛
「ほら!」
『え!?』
フワッと肩を掴まれて寄り添う形になった瞬間眩い光が私達を包み込んだ。
「次はこっち向いて!」
『せんぱ…っ』
ポーズも先輩の思いのまま、次々と写真が撮られていく。
でも…
『何か楽しい…』
つい笑みがこぼれた。
それを見逃さなかった先輩も微笑んで…
「笑った顔、可愛いじゃん」
『っ!!』
自分では自然に笑っただけなのに、他人に可愛いとか言われると恥ずかしい…っ
顔が熱くなるのを自分でも感じた。
゛ピンクの落書きコーナーに移動してね!゛
「荷物持つから行くぞ」
先輩は自分の鞄と私の鞄を持って手を引いて隣の落書きコーナーに移動した。
落書きコーナーに着き二人で一つ一つの写真を見て笑いながら落書きをしていった。

