LOVE WORLD



うさぎの上に綺麗に止まったクレーンはそのままゆっくり落ちていき…



「よっし!!」

『…っ!!』


そのままうさぎを掴んだまま出口へと運んだ。

ポトンと落ちたうさぎを先輩は出口から取り出して、私に渡してくれた。



『あ、ありがとうございます!!』

「こーゆーの得意だからさ、俺」


私はうさぎを胸元まで持っていき抱きしめた。

嬉しすぎるよ…



「次、プリクラ撮ろうぜ!」

『え!?プリクラですか!!』

「なーに照れてんだよ!記念に、な!」


強引に手を引いて、何台か並ぶプリクラ機を先輩は勝手に決めて入った。



「おら、荷物地面に置けよ」

『あ、え…』


正直、急な展開で困る。

先輩と二人でプリクラなんて…、

私たださえ男の人と撮った事無いのに恥ずかしいよ~っ!!