え、え?
ちょ、状況が掴めないのですが。
そんなあたしを余所に家の中に入ってあたしをソファに座らせる。
壱哉は着ていたジャケットを脱ぎ、あたしに掛けてくれた。
「あ、ありがと……」
そう言うと、壱哉の手があたしの顔に伸びてきた。
「泣くなよ……頼むから」
そしてギュッと抱きしめられた。
「昨日はごめん」
その言葉を聞き、あたしは体に電流が走ったような感じになった。
「壱哉があやまらないでよっ!悪いのはあたしなんだからっ……」
そう叫ぶように言うと、壱哉は驚いたのか手を緩めた。
その瞬間を狙い、あたしは壱哉から離れてこう言った。

