あたしは、さっきのキスを思い出していた。 どうしてキスしたの? いきなりあんな風に……。 初めてのキスは壱哉になった。 しかも、深いキス。 思い出しただけで、顔が赤らんでくるのが分かる。 こんな顔赤くしてる場合じゃないのに……。 「壱哉……ずっと待ってたって言ってた、」 ずっとって、いつからだろう。 もしかして小さい頃から? それとも最近? でもあたしは、壱哉のその気持ちを踏みにじった。 傷つけてしまったんだ。 壱哉の心を。