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次の日。




「おはよう壱哉」




「ん、はよ」




眠そうに目をこすりながら2階から降りてくる。




そんな姿も可愛いなぁ、なんて。





「朝ごはん作ったよ。食べよ!」




「分かった」




簡単なものしか作れなかったけどね……。





朝ごはんを食べ、お互い着替えたあたしたちは笑って外に出た。




壱哉にとって、16歳最後のデート。




明日には17歳になっちゃうからね!





一日中笑顔でいてもらわないと!




「壱哉、どこ行くの?」





「ん?それはついてからのお楽しみ」




隠すようなこと?







えへへ、どんなデートが待ってるのかなぁ……なんて。