「明日俺とデートして」




「……え、えええ!?」




でで、デートぉ!?




「ダメ?」




ぎゃああ!可愛すぎる!!





首かしげないでぇぇ!!




「だっ、ダメじゃないよ!」




あたしは勢いに任せてそう言っていた。





「マジで?……よかった」




よっしゃ、と小さくガッツポーズをする壱哉。




その顔は嬉々としている。




そんなに嬉しいのかな?




まぁ、いっか。




クリスマスが誕生日の壱哉に色んなプレゼントあげたいもん。




「じゃ、約束な。明日必ずだぞ」




「……うんっ」




あたしはニコッと笑った。