ほら、こんな風にあたしのことを助けてくれる。 そんな壱哉が好きだ。 あたしの隣に座ったのか、肩を抱き寄せられる。 ピカッ!!ゴロゴロッ! まだ雷は鳴る。 「平気だよ、俺がいるから」 今日、1人じゃなくてよかった。 壱哉がいてよかった。 「電気、つかない……怖いよ。壱哉」 目に涙が溜まる。 「目ぇ瞑っとけ。ほらもっと、こっち来れば?」 あたしはギュッと壱哉に抱きついた。 離れないようにしっかりと服を掴んで。