半ば強制的に中に入らされ……そしてあたしだけ、はぐれてしまった。
周りを見ても誰もいない、暗闇の中。
変な音は聞こえるし、少し肌寒い。
嫌な空間に閉じ込められてしまったかのようだった。
それからあたしは、暗闇がダメになった。
でも、小さく縮こまり、怯えるそんなあたしに手を差し伸べたのは……壱哉だった。
息が切れていて、ずっと探してくれていたのだと知った。
その時、壱哉を好きになった。
だって、ずっと守ってくれてたから。
「どうしたんだよ……あぁ、暗闇ムリだったよな」
壱哉が動いたのか、衣擦れの音がする。

